あははははと笑い出した
猿が石鹸の内部に潜んでいたからだろう
シャンプーしたら泡が立たなかった
鯨がニコニコしている(崩壊交響曲第2
血の動物園では園長のサダカタが爆弾を製造し続けている
「カワイイも嘘でやんの」
喇叭の平八郎が正方形のブスの部屋を乱した
星屑オペラ
逃げ場のないナポレオンの抒情を殺して
僕は近代を生きていないから何も言う権利はない
田んぼで臍を出して寝ているおじさんの臍に
冗談半分でLANケーブルをつなげてみた
来るべき詩歌
「戦争やってもいいよ」とか言う奴は
小学校も卒業出来ずに平和親衛隊に殺された(抹消された
IQテストでチエちゃんは人類初のマイナスを叩き出したよ(エヘヘ
チエちゃんは強制的に霊長類研究所に移送された
「お味噌汁に抒情を注いでたんだよ」
これは物語的にではなく(詩的にであります
蟹とのにらめっこ
神様のデータのバックアップをし続ける猿たち
「いびつであるよ」
「キング」を知らない街の連中が次々と殺されていた
脂肪のついた幽霊たち
「悩み無用飲料」って誰が開発したんだろう?
あわわわわ昏睡
母国語の栄光を謳う時代も終わっていたと思ったら
意外と「みんなのうた」という形式が詩の外側で踊っていた
ネロちゃんよ(マシンガンで人類を撃ちまくってくれないだろうか?
嘘です(本当です
傘泥棒という職業で都内の駅をうろついているホームレスのアビちゃんが
ボコボコにされて殺された(その日雨は降らず
斬新な音楽(言いたいことを言えない小人たちが銀行を次々に襲う
非差別の城で生きる者たちに捧げられた歌がある(あった
帝都の憂鬱についてのコマーシャル
「いつだってファンタジー」なんて君が代アイドルが叫ぶ
ふわっと苺ミルク
歴史認識なんて「人類の星の時間」を生き続けるシネマの登場人物たちの愚痴よりも軽い
「ウディ・アレンの映画を見ながら死にますよ」
嘘です(本当です
「僕は死にません」
慰めの言語がひらひらと「滅び」を飛ぶ
ひじきを目に入れようとする猫を叱る時間だ
詩はひじきだろうか?
牢獄で詩を書き続ける受刑者の猿
猫はふてぶてしい態度で人間のかたちになろうとしている
虎の海?
メールに添付されたウイルスのおかげで人類の抒情は死にました
千億のありがとうと千のバカヤロウ
ゲイバーでまずい巻き寿司を涙ながらに食べるヤクザのタケミツはいい奴だった
つまらない冗談ひとつで座布団1枚と交換(資本主義万歳!
殺しまくることを毎日やっているよ(ラジオを聴いていてくれ
既に十字路で詩はキリスト以前に死んでるんだよ
こわくないよ(あはは(死児が笑う
鋭くなる性格をこらえることで笑える落語が誕生する
積み木が好きな猿たちの惑星が宇宙の不機嫌で滅んだ
「不条理」とか言うのって人間様のエゴでしょ
「蛇の行列でやんす」
「死ぬべし」
ウサギ人間が月にジャンプして酸欠で死ぬ(バカヤロウ
すっぽん鍋で性欲を(剥き出しの性欲を
隣の奴が気になって仕方がない
隣の奴がナイフを持っているようだ
隣の奴が爆弾を持っているようだ
隣の奴が気になって仕方がない
夜の神社で思考停止して性交に励む奴を見つめる牛の群れ
ガラスの上をスキーするペンギン
「より滑らかな世界を目指すだと」
安全運転する政治家の奥様の気品のある不倫のお時間
砕けたアワビが笑う
砂浜に性欲を隠して
砂浜に性欲を隠して
砂浜に性欲を隠して
エゴイズムのダシを充分にとってますから
大砲の街に住む殺戮大好きのカツオと相性も良くて
スープが濃厚でとってもおいしいです(何の料理?
骨の奥で尻を掻き続ける蚤よりも優雅で(ポップで
袖振り合うも気持ち悪い街道で
無名のお地蔵さんに詩を書いてもらった(ラッキー
ゴジラ登場
どぶさらえ
どぶさらえ
どぶさらえ
鉄板焼きを食べ続けて死んだ猫背のやる気のない会社員ポエマスオ
母国語向上委員会のおじさんたちはババアたちの枯れた乳首にすがる(え?
「排泄ニュースです」
きれいなお姉さんが好きです
きれいなお姉さんが好きです
きれいなお姉さんが好きです
精神的猶予?
ゴミ会社のゴミ社員どもが風俗街で死んでおられるよ
素っ裸公園でホームレスたちはアポリネールの詩を朗読している
キャラメルの宙返りを見つめる猿が飲む紅茶(書物とは何か?
女優の夕立かな?
竹になってからでは遅いみたいな(だってば
オクラが嫌いで時限爆弾の装置を使うと(キャー
スイカの種を飛ばすだけの職業につきたかった少年が持つナイフの悲哀
そうなると詩の物語なんてきれいにまとまってバカだよ
「どいつがよむんだよ、そんなむずかしいやつをよ」と
トラック運転手のハマダに呼び出されて怒鳴られた
嘘です(本当です
コアラの背中で風邪を引いていたのさ
邪悪な哲学が世界にはびこるのもいいのじゃないか
密林の内部の秘密(アッコちゃんはスクリーンの裏で爆弾を持って笑う
斬り合いと撃ち合いの果てに希望があるとか絶望があるとか
ど~でもいいじゃん(地球より重いものはないから
ガソリンを撒き散らす男Aの人生(くだらなくてびっくり
詩は犯罪かな?
すんごい力入れて文字入力しても(空回り合唱団のブス共の性器見せたがりを殺す
豚の神様が青空の上のラピュタでオナニーしながら吹っ飛ぶ
まず偏見ありきです(笑)
砂で作られた卒業アルバムを浜辺に持って行く風車サークルの甘えん坊たち
「デカダンスは遠くなりました」
定規で孤独を計測するほどの伝説には届かない
僕の言葉は蛆未満くらいの汚れたものですから(春は来ない
永遠の永遠
『西脇順三郎詩集』を草原に置いていたら犬が拾って行った
犬は興奮して宇宙の果てに向かった
嘘です(本当です
砂漠の果ての東横インで安上がり性交が盛り上がるよ
「戦争とか知るもんか」
戦争行った奴も実は戦争を知らないんだから(詩を書く奴が詩を全然知らないように
つながらない会話(差別的なものが溢れている(犬が浜辺を走る
真珠の女に夢で逢ったから
ハッピーです
罪を知らない暴走族が罪を知らない人間を罪を知らない速度で轢き殺す
蛙の上で愛し合うひじきカップルの抽象的な思考
化石博物館で詩の精子が飛びまくる(乙女の下着の色を当てるために
「何もかもを壊すタイミングを見逃したのさ」
「バッドバッティングだからね」
バラ色のダンス
虹
この世で最も美しい女性の足が
ある経済学者の脳を反時代的につぶした
「グーグルでよろしい」
素晴らしい家庭内紛争は歴史からはみ出した「渦」だ
美しい水が銀河の噴水から汚れた血のようにわいている
悲しいくらい彼と彼女は悪魔に魂を売った
消える場所(そこは黄金の草原(白い馬は診察を受けて帰って来ている
娼婦の街で虫けらのように殺された金魚の名前が「タラちゃん」だった
遠ざかる記憶に正解はなく
生まれたての言語が水槽を泳ぐ(ひきこもるねえ
亀頭に愛を込めながら
スパイのヨシダは祖国に手を振って
インターネットで詩について検索して
最高の隠喩を発見したかのように高らかに笑った
つまり何も無かったのだ(笑)
これから
松本秀文
松本 秀文(まつもと ひでふみ)
1979年 12月20日生まれ。いて座。A型。福岡在住。
既刊詩集に『鶴町』、『白紙の街の歌』(ともに思潮社)などがある。
詩の朗読でも地味に活躍中。詩誌「ウルトラ」同人。
ブログ「sokudotaroの日記」時々更新中。http://d.hatena.ne.jp/sokudotaro/















