ナンセンスノート(これは作品ではありません
「あ、ミニラって怪獣が好きなことを忘れていた」
僕は突然気付いた
そしてはるか昔に遊んでいた
スタイリッシュな言葉たちと
ほとんど付き合わずに
今生きていることに……
「すぐに忘れてしまうのさ」
物語には始まりがあれば終わりがある
だから
人生って物語なんだ(散文なんだ
「散文反対!」って小学生の時に叫んだら
学校中の人間にボコボコにされた
「非国民」と呼ばれ
「王様」の命令で家に火をつけられた
その時の記憶は薄れている
薄れることでしか生きれなかった
そんなバカな生き方だってあるのです
「で、王様って誰よ」と蛙が聞いたので
つぶした
完全冷酷製氷機の謎
レオナルドの描写が空に浮かんで
「天才」ってものをいやに
押し付けられるわと嫌悪感満点で
ハンバーガーショップにでも行くことにした
大半の中高校生(いや小学生もかな
ハンバーガーとポテトとコカコーラを
いといやらしく食べていた
カラオケに行って
そこで「およぶ」のだろうな(そして大人になって「およぐ」のだな
秘密の秘密
脳を垂らして歩くかおりちゃん
かおりちゃんは愛されていました
愛されていたのに母親に殺されました
「にくたらしい」とか言われてねえ
ベランダから突き落とされて
脳を垂らしたまま
死んだことに気付かないみたいだね
よくあることだ
言葉は残酷なものですからねえ(詩なんて読まないでね
大人には分からない(詩は子供のものだ
立方体妖怪
立方体妖怪
立方体妖怪
象
ノート(これは作品ではありません
ノート(これは作品ではありません
ノート(これは作品ではありません
余所見空港でテロがあったらしい
どこかで誰かと誰かが憎しみ合う
子供のけんかが今日もどこかで溢れている
鏡の王国(涼しい孤独が流れる川たち
昔の映画を見ながら(デカダンスデカダンス
「20世紀って、どんな時代だったの?」と
野良猫よりものびやかに
ひきこもりよりもせまく
思考をめぐらせる(おっと脳舞台
公共の場であり続ける無意味
攻撃的な感受性を求めて(暇なのでネットでミニラについて調べます
***
ミニラ (Minya) とは、
東宝の特撮映画『ゴジラ』シリーズに登場する架空の怪獣で、ゴジラの息子。映画『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』にて初登場した。名称は一般からの公募により集められた中から選ばれ、東宝の撮影所で子供たちを集めて、羽織を着けたミニラがゴジラと並んで命名式を行っている。ミニ+ゴジラを略して、ミニラと呼ばれるようになったといわれる。[要出典] 脚本では「子ジラ」と書かれていた。(以上、ウィキペディアより)
***
暴力温泉駅前商店街で
僕は鼻をほじりながら
浮気のカップルを射殺して
少しスカッとして
夕焼けを背景にして(こういう記述はいやだな
「ダイエット」という角打ちに入った
「王様」の写真がカウンターのどこからも見える場所にあって
「いやな時代になったもんだ」と横の客に
ライターで火をつけてみたりした
「詩はどうなるかね?ゼロ年代詩人さん」と
猿のような顔をした老人に聞かれたので
「うるせえ」と叫んだら
ショックで倒れた(倒れたのは僕の方だったよ
救急車の中で
老人が「大丈夫か?」って聞くので
「口語の時代はさむい」ということをうわの空で呟き
「大丈夫かって、俺のことか、それとも詩のことかよ、ジジイ」と
また倒れた
戦後詩は、富ですか?負債ですか?学校じゃ教えてくれなかったんで、誰か教えて下さい
公園を歩いていると
赤い風船が
青空にプアプア舞い上がって
「うわあ、きれいだな」って
若い男性会社員がささやいた
「抒情で気分上々ですか……現代詩より近代詩の方が残りそうだわ、こりゃあ」
イケメンの言葉たちがニコニコして
香水とブランドを身に纏い街を歩いている
「ダサい言葉は女にモテないから、早死にするか、自殺しているみたいだ」
【朔太郎】がそこにいなくてよかったよ(今はどこを漂流してるのかな
みんなが好きだった漂流
「情熱」がないので
「情熱大陸」というTV番組を見て
ものをつくるエネルギーのマグマを
自分の中心につくろうとしている自分が
おかしくて(ただおかしくて
たぬきと酒を飲みながら
わりばしでお互いを突き刺し
錆びついた歌謡曲をうたう
夜
月とメルヘンが漂う浜辺で
詩を読まない連中が
セックスという作業に
夢中だったので
浜辺にあった棒切れで
ボコボコにした後で
「死にたくなかったら、詩を読め、バカヤロウ」と
ビートたけしの物真似をしながら言ってやった
僕は詩にとりつかれているのだろうか?
近代とか現代とか
あるいは古代とか中世とか
もうどうでもいいけど
産業革命が
僕らの生きるSPEEDを変えたのは確かだな
WEBはそれに追随した仔猫くらいの
ささやかさだ
エジソンが詩を書いてたら
世の中はまだ真っ暗だったかなあ(でも、科学は進歩を求めるから無理か
ソドムとゴモラ
想像力と創造力がどちらも
無くなった人たちが
「精神飲料」というものを
自動販売機で買って飲んでいる
「詩でも読んでりゃよかったのに」
「死にます相撲」って何?
「アレクサンドロス」という喫茶店で
僕はなぜか
裸体のような梨(あ、比喩だ)を食べながら
つまらない珈琲を飲んでいた
つまらない珈琲よりもっとつまらない詩の雑誌を読んでいて
「ああ、危機感もなくて、自己表現を続けるってダサいことだ」と
詩の女神の右側の乳房をもんでいたら
店の主人の犬に
「追放です」と言われた
「そりゃ、そうだな。詩人だもの」と言って
僕は静かに店を後にした
「断片と線」という言葉が
石に刻まれていて
そのことの意味を知るよりも早く
僕は死にますよ
煙草を吸い過ぎて
肺が真っ黒なので
もう詩を呼吸することも
出来なくなりそうだ
秋か……
いやな風が吹く
優しさは敵である
厳しく芸術を問い続ける
僕は21世紀ゴッホだ~い
誰も聞いていないのに
話し続けるのが詩人さ(って笑えるなあ
やんちゃな言葉も
いつの間にか
杖をつき始める
その前にやることをやっていけよ
虫けらの中の虫けらになって
パゾリーニの映画を見て
ライターで「自己顕示欲」を燃やして
「無印良品」みたいな存在になったら
いいじゃないでしょうか
ミニラがいつの間にか
消えてしまったので
ミニラのことを書きたかったのだが
ビールを飲み過ぎて
こういう風になってしまった
でも
アルコールのせいにすると
「成長」がないらしいから
作品の話者を代理人にして
謝罪します
作者と話者はこの行のあたりでは
かなり接近しているので
信頼して下さい
●
水の中を歩く犬が
高速度で
産業革命以後の歴史を
語っている
30秒くらいでIT革命までは来たよ
●
はだしの少女たちが
鉄の棒を持って(かたいかたいかたい
「王様」へ反旗をひるがえすように
街中を破壊してゆく
「いのちは大切にしよう」(って、学校じゃ教えてくれないんだろうね
「わたしたちにことばをよこせ」
街の無意識の領域で(カオスとか狂気とか、そういうところをしっかり
日々虐げられている存在たちの歌こそが
本来必要な詩の表現であったのかもしれない
「天国脱出」という思想で
地獄をめぐるめぐる英雄の
孤独とは何かを
全身全霊で考えることが
本来必要な詩の仕事であったかもしれない
地中を深く潜ってゆく
もぐらドリルマシーン
もぐらです(もぐらです
土を噛みしめる度に
罪とか罰とかどうでもよくなる(なんてさ
「テーマなく生きる」っていうのが流行して
さんざん「かりものの言葉」で
自分を偽装してきた牛たちが
「俺たちは誰だ」と叫び
主人たちに反抗し
角で殺したりもするが
もうどこにも自分なんてなくなっていて
「精神飲料」を飲んで
早めにオサラバです(本当にマッハで逝きます
詩はこれからどうなるか?
砂浜で
血まみれの
悪党の耳に
バッハが静かに鳴り響く
【オマケ】
街中に無料放送でインディーズバンドの曲が流れる
鼓膜やぶっといてよかった
猫のつぶたろうにやぶってもらったので
僕はもう手話を必死でおぼえるのが日課です
余計なものが聞こえないだけ自由だな
パリに行きたい(とか思いつきで言ってみたり
「翻訳詩を最初に仕上げた人は、本当に屈折しただろうなあ」
性器の階級を上げたくて毎日翻訳したのかなあ
マゾやねえ















