校庭に
青空の音が降ってくる
校庭を満たす
青空の音
クグッチャ(救急車)
ルル(を)
プルロ(呼んで)
ジュセヨ(下さい)
「いい子」が生皮を剥がれている。
砂泥や青草の汁がワイシャツにこびりついている。
生皮を剥がれても「いい子」は教室に来て授業を聞いている。
あ、歌を歌い出した。
イ(この)
チャルル(車に)
タゴ(乗って)
カプシダ(いきましょう)
まわりはゲームだと思っている。
でも、ゲームだとは思えない子もいる。
ゲームのように死を選ぶだなんて。
ゲームではないから死を選ぶのに。
チョム(ちょっと)
キルル(道を)
ムッケッスムニダ(お聞きします)
あの歌はなんていう歌だろう。
皮を剥がれた「いい子」の歌う歌。
「いい子」に歌を教えてもらいたいな。
ipodに入れて帰りの電車の中で聞こう。
クグッチャ(救急車)
ルル(を)
プルロ(呼んで)
ジュセヨ(下さい)
救急車を呼んでください。
「いい子」のために救急車を呼んでください。
「いい子」が、あ、歌を歌い出した。十六
及川俊哉
及川 俊哉(おいかわ しゅんや)
1975年岩手県生まれ。現在は福島県在住。
2005年、12月23日、は東京駅「銀の鈴」前で突如として「ウルトラ」2代目編集長に任命され、現在に至る。
2009年 詩集『ハワイアン弁財天』(思潮社)発表。









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はじめまして!俳句短歌をやっている
アハウ・クニヒコといいます。
子の詩を読んでの感想です。
感覚的な事しか言えませんが、
ミュージシャンのデイヴィド・シルビアンの
「運動場の殉教者」を思い出しました。
アハウ・クニヒコさん
コメントありがとうございます!(^0^)
自分も、自作についての説明ってうまくできないんですが、
たぶん、ご指摘の歌と近いことを書いてるんじゃないかと思います。
「殉教」って、マイノリティがやることだから…。
声をあげられないでいるもののかわりにたって、
代弁するっていうのが、詩の根本的な意義みたいなところがあると思ってるんでしょうね、自分。たぶん。(・ω・)b
こっから宣伝ですが、(^^;)
2010年6月19日(日)の読売新聞夕刊(関東地域)に私の詩が掲載されます。
それから、
「現代詩手帖」7月号「作品特集 新鋭詩集2010」にも、詩が掲載されます。
もしよろしかったらぜひぜひご覧ください!
及川俊哉
及川様、お返事頂いて恐縮です!
「運動場の殉教者」は、
いじめられっ子の事を歌ったものです。
宗教的な意味は皆無の歌です!
私も短歌、俳句で「君が数少ない生き残りのひとりなら」という
連作を書きました。
6月19日付読売の夕刊、買わせていただきます!
新聞に詩が載るのはスゴイ!!!
6月26日は六本木にお伺いいたします!